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【天才のマネしたい】ブックレビュー「世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた」(中野信子著・アスコム)

「頭のよさ」とはほど遠い凡人主婦代表の私は、普段の生活で優れた人に会うと、マネしたい!と思うことがよくあります。

今回読んだ本「世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた」の著者、中野信子さん。
「ホンマでっか!?」というテレビに出られたのをきっかけに知っていました。
東大出身、フランスの国立研究所勤務経験、MENSAのメンバーという経歴。
何て言うか・・・すごすぎて・・・、言葉にならない。
知性の結集すぎて、同じ人間なのか疑うレベル。

そんな著者がこれまで会った頭のいい人たちの思考や行動がまとめられているのがこの本です。
全部で31書かれています。
どれも納得したり新しい気づきになるものばかりですが、その中で私が特に心に残ったものについて書いてみたいと思います。

①身近な目標を作る

私の目標は、残りの人生を積極的に楽しむことです。
そして、夫の給料に頼らず、会社勤めをしなくても生計を立てられるようにすることです。

夫と不仲で自己中心的な中年オバサンな感じがしますね。
自己中心的な中年オバサンは自覚しているところでもありますが、夫とは仲がいいと思っています。
美味しいお店を発見すると夫を必ず一緒に行こうと誘いますし、便利なもの等を見つけると夫に勧めます。
結婚して12年になりますが、これからの人生も一緒にいたいと思う相手と結婚出来たことは、とても幸せだと思います。
だからこそ夫ばかりに頼らず生計を立てられるようになりたいんです。
でも、目標が漠然としすぎて具体的に何をすればいいのかわからなかったのですが、
とにかく働きたいと思い、今はパートで働いています。
そして、前から興味があったブログをはじめました。

今の身近な目標は、ブログを続けることです。
この本では目標を身近にする例として、ダイエットについて「痩せる」ではなく「毎日体重計にのる」と目標設定をすることが書いてあり納得しました。
目標をよりイメージしやすい身近な目標にし、継続できるようにすることが大事です。
私の場合は、「ブログを続けられるよう時間を取ること」かなと思っています。

②「見た目」を大切にする

読んだ時、もう激しくヘッドバンギングしてしまいました。
著者は言い切っています。「外見を気にせず中身で勝負は間違っている」って。
そして、人は見かけによらないなんて100%嘘って。
超絶納得。激しく同意です。
初対面なんて見た目が勝負。最初は初対面から始まるんですから、見た目の大切さは言うまでもありません。

私の体験談ですが、まだ社会人になって数年の頃だったと思います。
上司に連れられて、とある企業にプレゼンに行ったことがありました。
プレゼンの内容は悪くないものでしたが、結果は断られました。
なぜか?
プレゼン先の企業はウェディング事業をしていました。
上司はもともと普段からスーツを着ておらず、カジュアルな服装が多かったです。
アシスタントの私もそれにならって、カジュアルな服装をしていました。
相手先企業がフォーマルな場所を提供し、結婚という人生の一大イベントをプロデュースする会社なのに、本質を全く理解していないし、相手に対する敬意もありません。
あの時の自分を叱りたい・・・、今でも恥ずかしいと思う出来事です。
上司の服装に沿うのではなく、自分自身で考えてフォーマルなスーツを着ていくべきだったと反省しました。

その反省があるので、娘の学校行事や仕事関係等、人と会う時は特に外見に気を使います。
髪はバサバサになっていないか、メイクが華美すぎないか、服装はだらしなくないか、等です。

その他、「自分の得と相手の得を考える」、「適度なストレスを与える(試験やプレゼンなどアウトプットの場を持つ)」等、読んで興味深いものばかりでした。

この本は、著者が今まで実際に会った頭のいい人たちのことを例に挙げて書いてあり、それを著者が考察する構成になっています。
難解な文章ではないので、とても読みやすく意に適う本でした。

【最後に著者について】
「ホンマでっか!?」に出演されるようになった頃に、他のチャンネルで放送されていた密着番組を見たことがあります。
普段はお仕事柄ダークカラーの髪色のカツラをされていて、音楽はヘビメタが大好きな様子が紹介されていました。
カラオケの様子だったと思います。
経歴を見ると賢すぎて身構えしてしまうような方ですが、とっても面白い方だな、と思って印象が残っていました。

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