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【もう遅い?の疑問を解決】ピアノは何歳から始めたほうがいいのか

小学生の習い事ランキングに必ず上位に入る「ピアノ」。
東大生が幼少期に習っていた習い事でも2位(45%)です。
(出典:小学館「サライ.jp」2021/07/01
調査実施機関:株式会社トモノカイ「大学リサーチバンク」/調査時期:2021年4月2日~4月14日
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対象者:東京大学に在籍中の大学1〜4年生302名)

ピアノを始める年齢で一番多いのが5,6歳です。

お子さんがそれより上の年齢でピアノを習いたいと言っているけど遅いのでは・・・、
と不安になっているお父さん、お母さん。
結論から言います。

大丈夫!どこでもいいので無料体験レッスンに行ってみてください。
というのも、私自身がピアノを始めるのが遅かったんです。
逆に娘は1歳から楽器に触れています。

私、9歳からピアノを始めた42歳の母
娘(小学生)、1歳から某大手音楽教室に通っている現役レッスン生

早く習う方も遅く習う方もどちらのメリットデメリットも実感しています。

9歳からピアノを始めた42歳の私

メリット
・自分の意志で始めているので長続きすることが多い
・自分で先生も探してくる(友達に聞いてくる)

デメリット
・音大受験、演奏家になるには難しい(絶対的に練習量が足りない)
・音感は鈍い(楽譜を読めるようになるのは早いが、音を取るのは最初は特に難しい)

私は9歳からピアノを習い始めたので、おっそいスタートです。
みんなどんどん曲が弾けるのに、全然弾けません。
発表会は、気が重かったです。
どんなレベル違いかと言うと、
周りは小数点の掛け算割り算などをどんどんやってるのに、私だけまだ1+1レベルの足し算、
みたいな感じです。

私の場合、習いたい習いたいと言って、両親が根負けして習わせてくれました。
お金持ちでもなんでもない超ド平民の家庭がピアノを買ってくれたことを認識していたので、
毎日練習しました。
親に言われなくても毎日1時間は練習したんです。
今の私のグータラな性格からは信じられません。

どれくらいでどのレベルまでいくかですが、
・習い始めて4、5年後、中学生の時:合唱コンクール等では必ずピアノ伴奏者。
・高校生の時:レベル的には好きな曲を自分で選んで弾けるようになりました。ソナタレベルまで弾けるようになった頃です。
(でも、超難易度が高いベートーベンの「熱情」とか無理っす。)
・大学生の時:ポピュラー曲等好きな曲を自分でアレンジして弾けるようになりました。
(JAZZとかも弾いていました。)

そして、いつまで続けたか、ですが、
大学3年生まで個人レッスンで習っていました。
気がつけば、12年間習っていたんです。

21歳までピアノを習っていたって友達などに話すとビックリされます。
(音大出身?と聞かれることがありますが、超ド一般大学です。)
ピアノをやめてしまう歳は、大体、高校受験の15歳、大学受験の18歳が多いです。
そして、12歳で早々とやめてしまう子も多いです。中学に入ると部活や塾がありますから。
個人的な感想ですが、
この12歳でやめてしまうのが一番もったいない・・・
と声を大きくして言いたいです。
この歳でやめてしまうと、全く弾けなくなるパターンがほとんど。
早く習って、早くやめてしまうと習ってなかったこととほぼイコールになります。
かろうじて、ちょっと曲を知っている、またはちょっと楽譜が読める程度になってしまいます。
ピアノはやめるとほぼそのスキルはゼロになります。
いかに長く続けられるかが、重要なんです。

逆に、どうして21歳でピアノをやめたか、ですが
・弾きたい曲を自分で弾けるスキルが身についた
・グレード(ヤマハがやっている試験です。)を取って学習者としては十分なレベルになり区切りがついた
・就職活動、バイト等で習いに行くスケジュールを調整することが面倒になった

そして、今、ピアノを始めた歳から33年、
ピアノをやめて21年、
「で、今、ピアノ弾けんの?」って気になると思います。

結論:弾けます(ドヤ!)

そりゃ、音大出身者に比べると元々下手だし、全盛期に比べるとかなり劣ります。

どれくらい弾けるか、ですが、
・子どもの課題曲(バイエルレベル)の見本演奏は余裕
・子どもの課題曲が連弾の場合、先生の方も弾けるので練習段階で娘と合わせられる
・簡単な曲なら聴奏ができる
(例えば、小学校の校歌はなかなか聞く機会はないですが、子どもの幼稚園の園歌は親も行事でよく聞くし、子どもも家で歌っていたので弾けるようになりました。
そして、私は野球が好きなんですが、推しの球団の選手の応援歌は歌詞よりも先にドレミで歌えるようになります。)
・昔弾いた曲はちょっと練習すれば、すぐに思い出しますが、初めて弾く曲は時間がかかります。
ちょっと前に娘のリクエストで鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」を弾かされたんですが、
あの曲!!指(と顔)が引きつりそう・・・。

1歳からレッスンを始めた小学生の娘

メリット
・とにかく覚えるのが早い
・音がしっかり取れる(音感が鋭い)

デメリット
・ピアノを続けるマインドの維持が大変。
(自分の意志ではじめたのかあいまいなため、思い通りに弾けなかったりするとやめようとする。)

娘は、1歳~3歳まではリトミックや歌がほとんどの
感受性や音楽を楽しむことを目的にしたレッスン。
4歳からは実際にピアノを弾いていく、というカリキュラムでした。

演奏家も狙える歳から習い始めましたが、
実はそれが目的で習い始めたわけではなかったんです。

娘が赤ちゃんの時、私はとくにママ友もいないし、公園とかでも積極的に話しかけることもなかったので、時間を持て余していました。
ぶちゃけ時間つぶしで行ってみた体験レッスンで、娘が楽しそうだったから、です。

1歳から楽器に親しんでいるので、音感は鋭いです。
楽譜を見て弾く、というより音を聞いて弾くという感覚が優れています。
細かい音の違い等もすぐに気がつきます。
そして、子どもの場合、メロディーを意識して弾くことは難しいのですが、
娘に関してはきれいに弾けていると思います。

そして、覚えるのが早い!
練習するまで腰は重いですが、そんなに時間をかけずに弾けるようになりますし暗譜できます。

娘にはピアノを続けるかクラスが上がる毎に聞いていました。
いつも「ぴあのつづけるー。」と言っていたので、今日まで続けてきたのですが、
ちょっと弾けないと「やめようかな。」なんて言います。

スイミング等はプールにつれていって、先生が見てくれてその場で指導してくれるので、
とにかく連れていけばOKですが、ピアノは自宅での練習が大事。
「5分でもいいから弾いて、1つの音でも進められればOKよ!」
と言って励ましていますが、なかなか練習させるのも大変です。

結論

演奏家、音大受験が目的でなければ、何歳から始めても全く問題なし。
是非、無料体験レッスンに行ってみてください。

もちろん、大人になって始めても大丈夫です。
ちなみに私が尊敬する王会長(世界の王貞治さん)は現役時代に精神集中のために独学でピアノをはじめたそうです。
大人になったからピアノを楽しむ方も沢山います。
「ラ・カンパネラ」を弾けるようになって、フジコ・ヘミングさんに対面した人もいます。
歳のせいで、ピアノを習うことをあきらめず、是非やってみてください。

(個人レッスンとグループレッスンの違いについてはこちらです。)

【余談】
とにかく好きで好きで子どもの頃からずー------と練習していた
というピアニストもいて、演奏家になるような人は練習量が半端ないです。

高島ちさ子さんと清塚信也さんが以前テレビで、

やめたいなんていったら〇される。
家の手伝いなんてする時間があれば練習しろ、といわれた。

って話していました。
寝ながら弾いてる、レベルの練習量。
すごいです。

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